糖尿病を予防する食事
死の四十奏
8月も明日で終わりますが、今年の夏は「雨ばっかりだったなぁ」という印象です。
特にお盆の時期に1週間ほど降り続いた雨は、なかなかダルさが抜けず何をするにも億劫でした。
そこから夏が舞い戻ってきたかのような暑さが続いています。
こうなると自律神経も乱れ、コンディションを整えるにもひと苦労です。
そうなると、身体を動かす機会が一層減り、食事も手軽に済ませたくなりますね。
その結果、ご飯やパン・麺類といった「炭水化物」の摂取が大幅に増える傾向にあります。
・運動不足
・炭水化物過多
といった生活パターンが続くと、様々な内科的疾患のリスクが向上します。
・糖尿病
・高血圧
・肥満
これらは「死の四十奏」と呼ばれ、心筋梗塞や狭心症など心疾患のリスクが高まるとされています。
これらの疾患は「喫煙」「食事」「運動」といった生活習慣を見直すことで予防することができます。
その中でも「食事」について、最新の研究が発表されたのでご紹介しましょう。
タンパク質不足
米国オハイオ州立大学の研究によると、糖尿病患者の半数以上がタンパク質不足だということです。
「タンパク質が少ない食事 ≒ 炭水化物が多い食事」
ということが言えそうです。
タンパク質は、身体を構成する上で欠かせないものです。
筋肉はもとより、内臓・血管・肌・爪など、あらゆる器官はタンパク質によって作られています。
そのタンパク質は、肉・魚・卵・豆といった食物から摂取することができます。
そんなタンパク質の摂取が少ないということは、筋肉量が少ないということとほぼ同義です。
筋肉量が少ないということは、日常生活の中で「動く」場面が減少します。
・少し歩いただけで疲れる
・ちょっとした動作が億劫になる
・立っていることがしんどい
つまり、筋肉量の減少は活動量の低下につながり、活動量の低下は筋肉量の減少につながります。
ですから、まずは「タンパク質をしっかり摂ること」が大切になります。
特に糖尿病予防という観点から考えれば、特に筋肉量の減少は防がなくてはなりません。
筋肉は主に「ブドウ糖」をエネルギー源として活動します。
ブドウ糖とは、炭水化物を分解した最小単位の状態です(単糖と言います)。
「筋トレの前におにぎりを食べましょう」
ということをご案内することが多いのですが、その理由はここにあります。
また、体内のブドウ糖は、ほぼ筋肉と肝臓に貯蔵されています。
つまり炭水化物過多の食事をしていると、筋肉に貯蔵できるキャパを超えたブドウ糖は体内に溢れ、且つ運動をしなければそのブドウ糖は使われることもない、ということになります。
外出をすること自体は悪いことではないですし、そもそも無理ですよね。
「マスクが面倒くさい・・・」という方もいらっしゃいますが、厚生労働省のHP内には、マスクについて下記のように記載しています。
高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
出典:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html
まだまだ残暑が厳しい日が続きます。
・適度にウォーキングなどの運動をする
・タンパク質をしっかり摂る
●プロフィール:大阪のパーソナルトレーナー|池田幸平 - ファーストクラストレーナーズ
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